合成石英ガラスによる製品開発に取り組んでいます。合成石英ガラスは、高純度、高透過率、高均質性が特徴です。半導体の製造プロセスに適していることから、さまざまな光学部材に使われています。具体的には半導体露光機用レンズ、液晶露光用レンズ、フォトマスク基板などが挙げられますね。半導体はここ数年で、戦略物資として重要性も高まってきました。技術開発のスピードも日進月歩で、メーカー間の開発競争も激化しています。そんな中でも柔軟な発想を持ち、より高品質でお客様の満足度も高い製品を開発していきたいです。
どういった仕事を担当しているのか教えてください。
仕事のやり甲斐や社会人生活でうれしかったことは？
学生時代から、未知の物を探る楽しさに魅了されてきました。そして前人未到のチャレンジにも取り組みたいと考えていたのです。担当しているのは学生時代の研究テーマに近い業務なので、喜びを感じながら業務に臨んでいます。しかし現実の厳しさも実感。先輩方はテキパキと業務をこなされますが、自分には分からないことが多すぎてつらくなることも少なくありません。実験と検証を繰り返す中、専攻分野である化学だけでなく、数学、物理といった理系知識が重要だと実感するときもあります。業務への裁量が多くて自由に取り組める半面、早く結果を出さなければと焦る気持ちもありますね。
入社を決めた理由について教えてください。
大学の研究室の先輩が働いていたので直接お話をうかがいました。会社の雰囲気などを含む生の情報を聞いたお陰で、会社をリアルにイメージすることができたのです。また大学の友人が同期入社していたという偶然もあり、会社の環境を受け入れやすかったとも感じます。入社時には学生時代の研究を継続するような仕事を希望したため、業務内容にはこだわりました。その結果、現在の部署に配属されたので満足しています。エレクトロニクス企業は硬いイメージを持たれがちですが、当社の場合は会話しやすい雰囲気。それが魅力のひとつだと感じます。
学生に向けたメッセージをお願いします！
就職活動では分野を絞らず、広い視野で取り組むべきでしょう。学生時代は専門分野を突き詰める必要がありますが、企業は複数分野の知識を持つ人財を求めています。「自分が活躍できるのはこの分野の企業だけ」などと自分から門戸を狭める必要はありません。企業の中長期的な目標や求める人財像などを、自分なりに幅広く考えてみることが大切なのです。そのためには現役社員の先輩方と話し、質問することをお勧めします。いいことも悪いことも含め、企業の現状に近い情報を把握したうえで決めた方が納得できるはずです。
