Interviewインタビュー

2018年入社
物質生命化学専攻修了
CSR室 環境安全グループ

ベテランが多数所属するCSR室に、初めて配属された新卒者。
入社後はCSR室での勤務を志望していた。化学の専門知識と教員免許を活かし、
社内の衛生管理や安全教育などに取り組む。

どういった仕事を担当しているのか教えてください。

私の業務には衛生管理、化学物質管理、教育という三つの業務があります。このうち衛生管理は、職場の照度、騒音、化学物質曝露などのリスクを低減させるという内容です。社員が健康で長く勤められるよう、さまざまな形で職場を守る仕組みやルールを設定。そのために必要な各種数値の測定、分析、法令基準との調整、各種届出などに取り組んでいます。二つ目の化学物質管理は、労働安全衛生法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、消防法などの法令に基づき、各部署が購入する化学物質について取り扱いを指導する内容。三つ目の教育では、社員に対して安全衛生管理の研修などを行っています。

仕事のやり甲斐や社会人生活でうれしかったことは?

担当業務の中で面白いと感じるのは、各種法令を軸にしつつ自社環境とマッチさせながらルールを設けることです。特に自分が新たに作ったルールが長く活用されていると「職場の安全や健康維持に貢献できているのだな」とやり甲斐を感じます。ルールを作る際は法令や自分の考えだけで進めず、対象となる部署と話し合ったうえで設定。自社での取り扱い状況に合わせ、細かく調整しながらまとめています。そんな業務に取り組む中、2023年8月には晴れて結婚。職場の方からも「おめでとう」「よかったね」などと声を掛けていただき、うれしく感じました。

入社を決めた理由について教えてください。

AGCの子会社なので「福利厚生などが整っているだろう」と感じたことが大きいです。また製品を量産するだけでなく開発する部署もあるので、新たな素材や技術を生み出すなどの成長性も感じられました。そもそも電子部材業界の将来は明るいと予想していたため、長く働けそうだと思えたのです。当時は福島県内で働ければいいと考え、各地の大手メーカーにアプローチ。しかし当社ではブランクス事業部も立ち上げると聞き、技術力を感じたことも後押しになりました。お陰で出身地である郡山市で働けています。

学生に向けたメッセージをお願いします!

とにかく目の前の研究に力を尽くしてほしいです。特に実験などを行う場合は、まず計画を立てて実際に行い、出た数値を細かく解析して反映させるといったPDCAサイクルを回さなければなりません。こういった流れに沿って進める点は、実験も社会人生活も同様です。仕事を進めるにはまず情報収集を行い、見付けた課題の解決方法を考えて実行することが必要。壁に当たった際には、だれかに聞いたり自分で調べたりしなければなりませんが柱となるノウハウは同じなのです。目の前の研究に注いだ努力は、会社での働き方にも活かされるはず。卒業するまで、本気で取り組んでください。